2022.01.04

新年、明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。
 
2021年はコロナ禍2年目という事もあり、お客様や知人の社長など私のまわりの方々に関しては、良い意味で「コロナ馴れ」をされて、たくましくビジネスを推進されているなぁという印象を受けました。
 
2月15日には日経平均株価の終値が3万円を超えました。バブル景気の1990年8月以来、30年6か月ぶりの高値です。
 
また、2022年の日経平均株価の高値予想の市場アンケートによれば、「3万2000円以上」との回答が合計で約8割という「期待」の結果が出ています。
出所:日本経済新聞『日本株、年末「3万2000円以上」が8割 市場アンケート
 
一方で、中小企業はどうでしょうか。残念ながら厳しい現実の中、ビジネスを撤退されていく事業者も数多くいると承知していますが、冒頭で述べたように、私は多くの中小企業の「たくましさ」を感じています。
 
2020年12月に経済産業省から発行された「DXレポート2 中間取りまとめ」に、下記の記載があります。
 
“緊急事態宣言(7都府県)を受けて、(テレワーク)導入率は1ヶ月間で2.6倍と大幅に増加(都内従業員30人以上の企業)”
 
“テレワークをはじめ社内のITインフラや就業規則等を迅速に変更してコロナ禍の環境変化に対応できた企業と、できなかった企業の差 = 押印、客先常駐、対面販売など、これまでは疑問を持たなかった企業文化の変革に踏み込むことができたかが、その分かれ目”
 
出所:経済産業省『デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ
  
今までIT化がなかなか進まないとされていた日本の中小企業でしたが、コロナ禍という未曾有の危機に直面し、生き残りをかけて無理やりにでもデジタル化を進めたという話です。この「潔さ」と「たくましさ」があったからこそ、2022年は文字通り「期待」の年になるべきだと、切に期待しています。
 
皆さまにとって2022年が良い年であることをお祈りするとともに、本年もご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
 
ムーブエフコンサルティング合同会社
代表 中小企業診断士
皆川 真人

 

年賀状_2022年